介護保険サービス全種類まとめ|費用と内容を一覧で現役ケアマネが解説

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「親が要介護認定を受けたけど、どんなサービスが使えるの?」「訪問介護とデイサービスの違いって?」「種類が多すぎて、何を選べばいいか分からない…」

介護保険サービスは大きく分けて26種類以上あり、初めての方には「もう何が何だか…」となるのが普通です。でも安心してください。サービスは大きく5つのカテゴリに整理でき、それぞれの特徴と費用を知れば、親に合ったサービスが必ず見つかります。

こんにちは。理学療法士&ケアマネジャーとして、これまで500件以上のケアプランを作成してきた當間です。本記事では、介護保険サービスの全種類を「費用」「内容」「向いている人」の3点で一覧化し、現場目線でわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 介護保険サービスの全体像(5カテゴリ・26種類)
  • 各サービスの費用相場と利用回数の目安
  • 「在宅/通い/泊まり/施設」どれを選ぶべきか判断軸
  • サービスを上手に組み合わせる3つのコツ
  • 介護保険外サービスとの賢い使い分け方
目次

介護保険サービスの全体像|5カテゴリ26種類を一覧化

介護保険サービスは、「どこでサービスを受けるか」で5つのカテゴリに分類できます。まずはこの全体像を頭に入れることが第一歩です。

カテゴリ場所主なサービス例こんな人向け
①訪問サービス自宅訪問介護、訪問看護、訪問リハ外出が難しい・自宅で過ごしたい
②通所サービス施設へ通うデイサービス、デイケア日中の活動・入浴・リハビリしたい
③短期入所施設に泊まるショートステイ家族の休息・冠婚葬祭時
④施設入所施設に住む特養、老健、グループホーム在宅介護が困難になった
⑤その他福祉用具・住宅改修等レンタル、購入、改修環境を整えて在宅を続けたい
💡 ケアマネからのアドバイス

多くの方は「①訪問+②通所」を中心に組み合わせて在宅生活を続けています。「いきなり施設」ではなく、まずは在宅サービスから検討するのが基本です。

①訪問サービス|自宅で受けられる5種類

訪問サービスは「専門職が自宅まで来てくれる」サービスです。外出が難しい方、住み慣れた家で過ごしたい方に最適。

訪問介護(ホームヘルプ)

ヘルパーが自宅を訪問し、身体介護(入浴・排泄・食事介助)生活援助(掃除・洗濯・買い物・調理)を行います。在宅介護の最も基本的なサービス。

費用相場(1割負担)身体介護20分未満:約170円/30分以上:約250円
利用回数目安週2〜5回(要介護度による)
注意点同居家族がいる場合、生活援助は制限あり

訪問看護

看護師が自宅を訪問し、健康チェック、医療処置、服薬管理などを行います。点滴・褥瘡(じょくそう)ケア・ターミナルケアにも対応。

費用相場(1割負担)30分未満:約470円/30〜60分:約820円
利用回数目安週1〜3回
注意点主治医の指示書が必要

訪問リハビリテーション

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問し、機能訓練・生活動作練習を行います。退院直後や、デイケアに通えない方に最適。

費用相場(1割負担)20分:約290円/40分:約580円
利用回数目安週1〜2回(20分×2回が基本)

訪問入浴介護

専用の浴槽車で自宅に来て、看護師・介護職員3名体制で入浴介助を行います。寝たきりの方や、自宅の浴室では入浴困難な方向け。

費用相場(1割負担)1回:約1,260円
利用回数目安週1〜2回

居宅療養管理指導

医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが自宅を訪問し、療養上の管理・指導を行います。通院困難な方に。

②通所サービス|施設へ通う3種類

通所サービスは「日中、施設に通って過ごす」サービス。社会的交流、入浴、リハビリ、レクリエーションが受けられ、家族のレスパイト(休息)にもなります。

通所介護(デイサービス)

日帰りで施設に通い、食事・入浴・レクリエーション・機能訓練を受けます。送迎付き。在宅介護の柱になるサービス。

費用相場(1割負担)1日:750〜1,200円+食費約700円=約1,500〜2,000円
利用回数目安週2〜5回
選び方ポイント大規模型・小規模型・認知症対応型などタイプを確認

通所リハビリテーション(デイケア)

医療機関や老健に併設され、医師の指示の下、PT・OT・STによる本格的なリハビリが受けられます。回復期や運動機能改善を目指す方向け。

費用相場(1割負担)1日:900〜1,400円+食費
デイサービスとの違い医師常駐・リハビリ専門職が必ずいる

認知症対応型通所介護

認知症の方に特化したデイサービス。1日定員12名以下の少人数で、落ち着いた環境で過ごせます。

③短期入所サービス|施設に泊まる2種類

短期入所生活介護(ショートステイ)

1泊から最大30日まで施設に泊まり、食事・入浴・介護を受けます。家族の休息、冠婚葬祭、出張時に活用。

費用相場(1割負担)1日:約3,000〜5,000円(食費・部屋代込み)
注意点人気施設は数か月先まで予約が埋まる

短期入所療養介護(医療型ショート)

老健や病院併設型で、医療管理が必要な方向けの短期入所。痰の吸引、点滴管理が可能。

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④施設入所サービス|住まい型の主要4種類

在宅介護が困難になった場合、施設に入居して24時間介護を受けます。施設タイプによって費用・条件が大きく異なります。

施設名月額目安入居条件特徴
特別養護老人ホーム(特養)8〜15万円要介護3以上終身利用可・待機者多い
介護老人保健施設(老健)10〜17万円要介護1以上在宅復帰が目的・原則3か月
介護医療院10〜20万円要介護1以上+医療ニーズ長期療養・医療ケア充実
グループホーム12〜18万円要支援2〜要介護+認知症少人数(9名)・家庭的
⚠️ 特養は数か月〜1年待ちが普通

特養は費用が安い分、地域によっては1〜2年待ちも。「困ってから探す」のでは遅く、要介護3になった時点で複数申し込みが現役ケアマネのおすすめです。

⑤その他のサービス|福祉用具・住宅改修

福祉用具貸与(レンタル)

車いす、介護ベッド、歩行器などを月額数百円〜数千円でレンタル可能。要介護度により対象品目が異なります。

特定福祉用具販売(購入)

ポータブルトイレ、入浴補助具などレンタル不可の衛生用品を購入。年間10万円まで、9割が戻る仕組み。

住宅改修

手すり設置、段差解消、引き戸への変更など。上限20万円まで、9割が支給されます(生涯1人20万円)。

要介護度別の支給限度額一覧|上限を超えると全額自己負担

介護保険サービスには「月の上限額」があります。これを超えると、超過分は全額自己負担になるので注意。

区分上限額(月)1割負担額
要支援150,320円約5,032円
要支援2105,310円約10,531円
要介護1167,650円約16,765円
要介護2197,050円約19,705円
要介護3270,480円約27,048円
要介護4309,380円約30,938円
要介護5362,170円約36,217円

サービスを上手に組み合わせる3つのコツ

コツ①:週単位で「メリハリ」をつける

毎日同じサービスではなく、「月水金デイ/火木訪問介護」のようにメリハリをつけると、本人の刺激にも家族の休息にもなります。

コツ②:家族の「休める日」を必ず確保

月1回はショートステイで家族が完全に休む日を作ると、長期的に介護を続けられます。「家族が倒れない仕組み」が最重要。

コツ③:上限額の8割以内に収める

上限ギリギリは突発的な変更に対応できません。上限の80%程度を目安に組み立て、余白を残しておきましょう。

介護保険外サービスとの賢い組み合わせ

介護保険でカバーできない部分は、介護保険外サービスで補うのが現実的です。

  • 家事代行・付き添い:保険対象外の生活援助、通院付き添い(イチロウ等)
  • 宅配弁当:栄養管理された食事を毎日(やわらかダイニング等)
  • 見守りサービス:センサーやカメラで遠方からも安心
  • 民間ヘルパー:保険上限を超えた分の生活援助
💡 ケアマネからのアドバイス

「介護保険+保険外」のハイブリッドが在宅介護を続けるコツです。担当ケアマネに「保険外も含めた相談」をしてみましょう。

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まとめ|介護保険は「組み合わせ」で価値が出る

📌 この記事のまとめ
  • 介護保険サービスは5カテゴリ26種類。「訪問・通所・短期入所・施設・その他」で整理
  • 在宅は訪問+通所が基本、家族の休息にショートステイを月1回
  • 要介護度ごとに月額上限あり、上限の80%以内に収めると安心
  • 特養は早めに複数申し込み、要介護3になったらすぐ動く
  • 保険外サービスとの組み合わせで在宅生活を長く続けられる

介護保険サービスは「種類が多くて難しい」と感じがちですが、5カテゴリで整理すれば必ず親に合う組み合わせが見つかります。一人で悩まず、まずは担当ケアマネ、いなければ地域包括支援センターに相談してみてください。

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この記事を書いた人

佐藤 あゆみのアバター 佐藤 あゆみ 理学療法士/ケアマネ

現役ケアマネジャー・理学療法士。回復期リハビリ・訪問看護・訪問リハビリ・通所リハビリ・介護医療院・介護老人保健施設で15年以上勤務後、介護支援専門員(ケアマネ)の資格を取得。「リハビリのプロ × 介護のプロ」のダブル資格で、ご家族に寄り添う介護情報を発信中。

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