親の介護費用が不安な人へ|FP(ファイナンシャルプランナー)相談の活用法

「親の介護費用、本当にいくらかかるんだろう…」「親の貯金で足りるかな?」「自分の老後資金まで取り崩さないとダメ?」──親の介護が始まると、必ず家族を襲う 「お金の不安」 。
結論からお伝えします。お金の不安は「数字で見える化」と「FP相談」で9割解消できます。私はケアマネとして、何百組ものご家族とお話ししてきましたが、介護のストレスの上位3つは「お金」「兄弟関係」「自分の体力」。中でもお金の不安は、夜眠れなくなるほど深刻です。
でも、お金の不安の8割は 「いくらかかるか分からない」という漠然とした不安 から来ています。数字で見える化+FP相談で家計シミュレーションすれば、不安は驚くほど軽くなります。
この記事では、「お金の不安をどう整理するか」「介護費用のシミュレーション方法」「無料で使えるFP相談の活用法」を、現役ケアマネとして率直に解説します。
- 介護費用は「思ったより軽い」ケースが多い理由
- 在宅・施設別の費用相場
- 自分の家庭でシミュレーションする3ステップ
- 知らないと損する公的制度5つ
- 無料FP相談の使い方とおすすめサービス
まず深呼吸|介護費用は「思ったより軽い」ケースが多い
不安を煽るような情報がネットには溢れていますが、現場の感覚としては、「結局、親の年金+少しの貯蓄取り崩し」で乗り切れる家庭が、実は多数派です。
「介護で家計が崩壊」と言われるのは、お金の見える化と公的制度の活用を しないまま 介護を続けたケース。お金の不安の8割は、 「いくらかかるか分からない」という漠然とした不安 から来ています。数字で見える化すれば、不安は驚くほど軽くなります。
まずは「自分の家のケースで月いくらかかるか」を試算してみてください。意外と「親の年金だけで賄える」と分かるケースが多いです。
親の介護費用|在宅と施設の費用相場
まず、ざっくりした費用相場を把握しましょう。
在宅介護の月額費用
| 要介護度 | 介護保険サービス | 自費・物販 | 月額合計 |
|---|---|---|---|
| 要支援2 | 1〜2万円 | 2〜3万円 | 3〜5万円 |
| 要介護2 | 2〜3万円 | 5〜7万円 | 7〜10万円 |
| 要介護3 | 3〜4万円 | 7〜10万円 | 10〜14万円 |
| 要介護5 | 4〜5万円 | 10〜15万円 | 14〜20万円 |
施設入居の月額費用
| 施設タイプ | 月額費用 | 入居一時金 |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 8〜13万円 | なし |
| 介護老人保健施設 | 9〜15万円 | なし |
| 有料老人ホーム(介護付き) | 15〜30万円 | 0〜2,000万円 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 13〜25万円 | 0〜数十万円 |
| 認知症グループホーム | 12〜18万円 | 0〜数十万円 |
施設入居だと、 特養なら親の年金(月8〜15万円)でほぼ賄える 場合も多いです。
介護費用シミュレーションの3ステップ
「で、結局うちはいくらかかるの?」を計算する具体的な手順です。
ステップ1|親の収入を見える化
まず親の月の収入を洗い出します。国民年金(満額:月6万8,000円)、厚生年金(平均:月14万6,000円)、共済年金(平均:月20万円前後)、その他(不動産収入・配当・パート収入等)。
80歳前後の単身女性の平均月収=12〜15万円 が目安。男性なら15〜20万円が一般的です。
ステップ2|介護費用の月額を試算
要介護度と在宅/施設で、上記の表を参考に試算。
例:母(要介護2・在宅)
介護保険サービス月2.5万円+宅配弁当月3万円+おむつ・物販月1万円+通院費月1万円+雑費月1万円= 合計:月8.5万円
ステップ3|親の収入で足りるか計算
例:母の年金 月13万円 − 介護費用 8.5万円 = 月4.5万円の余裕
→ この場合、家族の取り崩しは 不要 。逆に足りない場合は、兄弟で分担するのが基本です。経済力に応じて比例負担+介護に時間を使う人ほど金額負担を軽く、というのが公平な分担方法です。
公的制度をフル活用|介護費用を3割減らす5つの制度
知らないと損する公的制度を5つ紹介します。
- 高額介護サービス費:月の自己負担上限超過分が還付(一般月44,400円超)
- 高額医療・高額介護合算制度:医療+介護の年間合算で還付
- 介護休業給付金:介護休業中、給与の67%を最大93日
- 医療費控除:年間10万円超で控除+介護関連も対象
- 自治体独自制度:紙おむつ給付・配食助成・介護タクシー
これらは 家族が自分で申請する必要 があります。 「申請しないと1円ももらえない」 が原則。地域包括支援センターに「うちの市の独自制度を教えて」と聞くだけでも、漏れが減ります。
FP(ファイナンシャルプランナー)相談を使うべき5つの理由
公的制度だけでは見えない「家計全体の最適化」は、FPに相談するのが早道。特に無料FP相談は、コスパ最強の選択肢です。
- 理由1|親と自分の「両方」のお金を見てくれる:ケアマネは介護のプロですが家計のプロではありません。「親の介護費 × 自分の住宅ローン × 子の学費 × 老後資金」を統合して見られるのは FPだけ
- 理由2|公的制度の漏れがないかチェックしてくれる:高額介護サービス費・医療費控除・介護休業給付金など、申請忘れがないか確認
- 理由3|民間保険の見直しも一緒にできる:親の古い保険の見直しで、月数千円〜数万円浮くことも
- 理由4|家族の老後資金との両立を考えられる:「親に毎月10万円仕送り」を続けて自分の老後が崩壊…という事態を防げる
- 理由5|完全無料で何度でも相談できる:ほけんの窓口・マネプロ等は 訪問・店舗・オンライン で完全無料
おすすめのFP相談サービス
無料で何度でも相談できる、おすすめのFPサービスを紹介します。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| ほけんの窓口 | 全国に店舗多数・対面相談中心・40社以上の保険から選べる |
| マネプロ | オンライン相談が便利・子育て世代に強い |
| 保険見直しラボ | 訪問相談メイン・30社以上を比較・ベテランFPが担当 |
すべて完全無料、何度相談しても無料です。「うちのケースで使える制度を全部教えて」と聞くだけでも、年間数万〜数十万円の節約につながります。
FP相談を最大限活用する3つのコツ
ただ相談するだけではもったいない。コツを掴んで使い倒しましょう。
- 事前に親の収支をまとめておく(年金額・貯蓄・月の支出・加入保険をA4 1枚に)
- 「家族の老後資金も合わせて見てほしい」と最初に伝える(親のことだけで終わらせない)
- 即決しない・複数のFPに相談する(最低2人のFPに相談して提案を比較)
保険商品を 即決させようとするFPは要注意。「今がチャンス」「この保険なら絶対お得」と急かす担当者は信頼できません。 「持ち帰って検討します」 と言える余裕を持って相談してください。
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まとめ|お金の不安は「見える化」と「プロ相談」で消える
親の介護費用の不安は、誰もが通る道です。でも、 「数字で見える化」と「プロの相談」 で、不安は驚くほど軽くなります。
- 親の収入を見える化(年金・貯蓄)
- 介護費用の月額を試算
- 公的制度を全部活用(高額介護サービス費等)
- 民間保険の見直し
- FP相談で家計全体を最適化
漠然とした不安に苦しむより、今日30分使って数字を整理するほうが、夜眠れるようになります。無料のFP相談は完全無料なので、まずは1回相談してみるだけで大きく変わります。