看取りまでの流れ|在宅と施設どちらを選ぶ?現役ケアマネが家族目線で完全解説
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「親の最期はどう迎えるべき?」「在宅と施設、どちらが本人にとって幸せ?」「看取りって何をすればいい?」
看取りは家族にとって人生最大の決断。「正解」はないけれど、本人と家族の最善を一緒に考えることはできます。
こんにちは。理学療法士&ケアマネジャーの當間です。500件以上の看取りに寄り添ってきた経験から、本記事では看取りの流れ・在宅と施設の比較・決断のための5つの質問を完全解説します。
あゆみ看取りに「正解」はないです。「本人が安らかに過ごせるか」「家族が後悔しないか」、この2つを軸に決めれば必ず最善の選択になります。
この記事でわかること
- 看取り期とは(基本理解)
- 看取りまでの一般的な流れ5フェーズ
- 在宅看取りのメリット・デメリット
- 施設看取りのメリット・デメリット
- 決断のための5つの質問
- 看取り後のグリーフケア
目次
まず知っておきたい|看取り期とは
看取り期とは「医療では回復が難しく、最期に向かう時期」。一般に余命数か月〜半年と医師が判断した段階を指します。
看取りまでの一般的な流れ|5つのフェーズ
| フェーズ | 期間 | 状態 |
|---|---|---|
| 第1期 | 数か月〜 | 体力低下・食欲減 |
| 第2期 | 1〜2か月 | 食事量激減・寝ている時間増 |
| 第3期 | 1〜2週間 | 意識レベル低下・反応薄 |
| 第4期 | 数日 | 呼吸変化・尿量減 |
| 第5期 | 数時間 | 下顎呼吸・最期 |
💡 心の準備のために
各フェーズの変化を知っておくと、家族の心の準備ができます。「これは自然な変化」と理解できることが大切。
在宅看取り|メリット・デメリット
メリット
- 住み慣れた家で最期を迎えられる
- 家族と密接な時間を過ごせる
- 本人らしい最期が叶いやすい
- 費用が比較的安い
デメリット
- 家族の介護負担が重い
- 夜間の急変対応が大変
- 家族の睡眠不足・疲労
- 主介護者の精神的ストレス
在宅看取りの体制づくり|必要な5要素
- 在宅医(訪問診療医)の確保
- 訪問看護(24時間対応)
- 訪問介護+ヘルパー体制
- 家族の役割分担
- 緊急時の対応マニュアル



在宅看取りで一番重要なのは「24時間対応の訪問看護」。これがないと家族が夜も眠れず、共倒れリスクが高まります。
施設看取り|メリット・デメリット
メリット
- 24時間専門スタッフが対応
- 家族の介護負担が軽い
- 急変時の対応が早い
- 家族は「会いに行く時間」を確保
デメリット
- 住み慣れた環境ではない
- 面会制限がある場合も
- 費用が比較的高い
- 看取り対応していない施設もある
看取り対応可能な施設の選び方
- 「看取り対応可」と明記された施設
- 協力医療機関がある
- 看取り実績が豊富
- 家族の付き添い泊が可能
在宅 vs 施設|決断のための5つの質問
- 本人の希望はどうか?
- 家族の介護余力はあるか?
- 24時間在宅医・訪問看護を確保できるか?
- 経済的にどちらが現実的か?
- 家族全員の合意はあるか?
在宅と施設の「ハイブリッド」も選択肢
「最後の数日だけ自宅に戻る」「普段は施設、面会重視」など、柔軟な組み合わせも可能。本人と家族の状態に合わせて。
看取り期に家族がやっておくべきこと
- 本人の意思確認(延命治療の希望等)
- 葬儀社の事前相談
- 菩提寺への連絡
- 家族・親族への状況共有
- 葬儀費用の準備
- 必要書類の整理(健康保険証・年金等)
看取り後|遺族のグリーフケア
💡 グリーフケアとは
大切な人を亡くした悲しみ・喪失感と向き合うケア。1人で抱え込まず、グリーフケアサークル等を活用しましょう。



看取り後の悲しみは「自然な感情」。「もっとああすればよかった」と自分を責めず、十分頑張ったあなたを認めてあげてください。
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まとめ|「在宅か施設か」より「本人と家族の最善か」
📌 看取り5原則
- 看取り期は5フェーズで進む、心の準備を
- 在宅は本人らしさ、施設は安心感
- 5つの質問で家族と話し合う
- ハイブリッドも選択肢
- 看取り後のグリーフケアも忘れない
看取りに「正解」はありません。本人と家族の最善を一緒に考えていきましょう。
あなたの「寄り添う気持ち」が、最高の看取りになります。








