認知症の徘徊対策グッズおすすめ5選|現役ケアマネ&PTがGPS・センサーを比較

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「夜中にふらっと出ていって、警察に保護されました」「親が出ていったのに気付けなくて、何時間も探し回って…」──認知症の親の徘徊は、家族が 24時間気が抜けない 介護の最大のストレスです。眠っている間に出ていかれたらどうしよう、と思うと夜も眠れない。そんなご家族の声を、私はケアマネとして毎月のように聞いています。

実は、徘徊対策グッズを導入するだけで、 家族の睡眠時間と精神的負担が劇的に変わります 。私自身も、PTとケアマネの両視点から、何十組ものご家族にグッズの選定をサポートしてきました。「グッズを入れただけで、夜安心して眠れるようになった」と泣いて感謝されたこともあります。

この記事では、本当におすすめできる 徘徊対策グッズ5選 を、家族のニーズ別に解説します。Amazon・楽天で気軽に購入できる定番商品を厳選しているので、今日から準備を始められます。

目次

徘徊対策グッズの5タイプを知る

「徘徊対策グッズ」と一言で言っても、実は5つのタイプに分かれます。まず全体像を把握しておくと、自分の家庭に合うものが選びやすくなります。

タイプ役割設置場所価格帯
① GPS型本人の位置を常時把握本人が身につける本体5,000〜2万円+月額500円〜
② 玄関センサー出入りを検知して通知玄関ドア・窓3,000〜5,000円
③ 見守りカメラ室内の様子を可視化室内4,000〜15,000円
④ ID・住所カード保護された時の本人確認本人の持ち物2,000〜3,000円
⑤ 鍵・施錠グッズ出入りを物理的に制限玄関・窓1,000〜5,000円

それぞれ役割が違うので、 「どれか1つを選ぶ」のではなく「複数を組み合わせる」 のが効果最大の使い方です。例えば「玄関センサーで出入りを察知+GPSで位置追跡+IDカードで保護時の情報伝達」という組み合わせなら、徘徊から保護までの流れが完璧にカバーできます。

予算に余裕がなければ、まずは GPS+玄関センサーの2点セット から始めるのがおすすめ。これだけで「家を出たら気付けて、出てしまっても位置が分かる」という最低限の安心感が手に入ります。

おすすめ徘徊対策グッズ5選

ケアマネ&PT視点で、本当に現場で「これは効く」と感じた5商品を厳選しました。すべてAmazon・楽天で購入できる定番商品です。価格・性能・使いやすさのバランスで選んでいます。

1位|GPS BoT(小型GPS端末)

GPS BoTは、 手のひらサイズの小型GPS端末 で、徘徊対策GPSの中で最も人気のある商品です。本体5,000円程度+月額480円〜という低コストで、 高精度のリアルタイム位置追跡 ができます。スマホアプリで親の現在地・移動履歴を確認でき、エリア外通知(指定範囲を出ると通知)も搭載しているので、徘徊の早期発見に役立ちます。

私が現場でご家族に勧めることが最も多いのがGPS BoT。理由は 「本人に持たせやすいサイズ感」と「月額が安い」 という2点。バッグや上着のポケットにすっと入る大きさで、本人に違和感を与えません。バッテリーも約1〜2ヶ月持つので、頻繁な充電も不要です。

主な仕様は以下の通り。

  • 本体価格5,000円程度+月額480円〜
  • スマホアプリで現在地・移動履歴を確認
  • バッテリー約1〜2ヶ月(充電は月1〜2回)
  • エリア外通知機能付き
  • 防水・防塵対応

こんな方におすすめです。

  • 月額コストを抑えたい
  • 高精度の位置追跡が必要
  • 親が鞄や上着を持ち歩く習慣がある
  • 遠距離介護で位置情報を共有したい

GPS製品の入門として最もバランスが良く、 「とりあえずGPSを試したい」なら迷わずこれ 。複数家族でアプリを共有できるので、兄弟で見守りシフトを組むこともできます。

2位|みもりGPS

みもりGPSは、 エリア外通知機能が秀逸 な小型GPS端末。GPS BoTと並ぶ人気機種で、月額390円〜とさらにリーズナブルなのが特徴です。「自宅から半径500m」など、 指定エリアを出るとスマホに即時通知 が来るため、徘徊の超早期発見に強みがあります。

特に「ちょっと近所に出るくらいなら問題ない、でも遠くに行ったら気付きたい」というニーズにピッタリ。 軽症〜中等度の認知症 で、まだ自分で持ち歩く意識がある方に向いています。家族のスマホアプリで簡単に位置確認ができるので、 遠距離介護の必須アイテム としても人気です。

特徴をまとめると以下の通り。

  • 高精度GPS搭載(誤差数メートル)
  • エリア外通知機能(指定範囲を出ると通知)
  • 月額390円〜の低コスト
  • バッテリー約1週間
  • スマホアプリで位置・履歴確認

こんな方におすすめです。

  • エリア外通知を活用したい
  • 月額をとことん抑えたい
  • 鞄や上着を持ち歩く本人
  • 軽症〜中等度の認知症

GPS BoTとは少しずつ機能が違うので、 「エリア通知重視ならみもり、コスパ重視ならGPS BoT」 という選び分けがおすすめです。

3位|SwitchBot 開閉センサー

SwitchBot 開閉センサーは、 ドアの開閉を感知してスマホに即時通知 する小型センサー。1個3,000円程度という驚きの価格ながら、徘徊対策の 「最初の一手」 として最強のコスパを誇ります。

このセンサーをドアに貼るだけで、「玄関が開いた瞬間にスマホ通知が来る」という体制が整います。同居や近距離介護なら、通知を受けて即座に追いかけることが可能。電池式で配線も不要、設置は5分で完了するので、機械に詳しくない方でも安心して使えます。

[pochipp id="SwitchBot 開閉センサー"]

主な仕様は以下の通り。

  • ドアに貼り付けるだけの簡単設置
  • 開閉と同時にスマホ通知
  • 電池式・配線不要(電池1〜2年持続)
  • 1個3,000円程度
  • 他のSwitchBot製品(カメラ・スマートロック等)と連携可能

こんな方におすすめです。

  • 同居・近距離で対応できる家族がいる
  • 出入りのタイミングだけ把握したい
  • とにかくコスパ重視
  • 後からスマートホーム化も検討している

3,000円で「家を出たら即気付ける」体制が組める神コスパ商品。 GPSと組み合わせる ことで、徘徊対策が完全になります。窓にも貼れるので、勝手口や窓からの外出にも対応可能です。

4位|TP-Link Tapo C200(見守りカメラ)

TP-Link Tapo C200は、 室内の動きを24時間見守れる 定番の見守りカメラ。徘徊そのものを止めることはできませんが、 「徘徊の前兆である夜間の起き上がり・うろつき」を察知できる ので、徘徊対策として非常に有効です。

例えば、夜中に親が起き上がってトイレ以外をうろうろしている動きをスマホ通知で察知できれば、すぐに様子を見に行ける、または声かけで部屋に戻ってもらえる、ということが可能になります。双方向音声機能で、スマホから直接「お母さん、寝る時間だよ」と声かけもできます。価格も4,000円台と圧倒的なコスパで、初めての見守りカメラに最適です。

特徴をまとめると以下の通り。

  • AI動体検知で異常な動きを通知
  • 双方向音声で離れた場所から声かけ可能
  • 360°回転で部屋全体を見渡せる
  • 暗視機能で夜間もくっきり映る
  • 4,000円台のコスパ最強価格

こんな方におすすめです。

  • 室内の動きを把握したい
  • 夜間の起き上がりを察知したい
  • 遠距離介護で実家の様子を確認したい
  • 双方向音声で声かけしたい

見守りカメラの詳細な選び方は「見守りカメラおすすめ8選」記事で解説しています。徘徊対策と組み合わせて、室内の動きから外出までを総合的にカバーできます。

5位|認知症 見守り QRコードシール

認知症 見守り QRコードシールは、 保護された時に警察・消防が本人情報をスマホでスキャンできる QRコード入りのステッカーです。万が一GPSの電池が切れていたり、携帯し忘れて徘徊してしまった場合の「最終防衛線」として、必ず備えておきたいアイテムです。

服・杖・靴・鞄など、本人が必ず身につけるものに貼っておけば、保護されたときに連絡先や既往歴がすぐに伝わります。 個人情報を直接書き込むタイプ ではなく、QRコードからアプリ経由で情報を確認する仕組みなので、プライバシー面も安全です。Amazonでは「認知症 QR」「徘徊 QRシール」などで検索すれば、複数のメーカーから類似商品が見つかります。

主な仕様は以下の通り。

  • 服・杖・靴・鞄に貼って使用
  • スキャンで連絡先・既往歴・住所が分かる
  • 1セット2,000円程度(複数枚入り)
  • 防水・耐久性あり
  • 個人情報はクラウド管理で安心

こんな方におすすめです。

  • 万が一のための備えをしたい
  • GPS忘れ・電池切れに備えたい
  • コスパ重視で複数箇所に貼りたい
  • 保護時の連絡をスムーズにしたい

GPSや玄関センサーと併用することで、「徘徊→発見→保護」の流れが圧倒的にスムーズになります。年に数千円の投資で、命を守る備えができます。

徘徊対策グッズの組み合わせ方

1つだけでは不安が残ります。複数組み合わせて、 徘徊の予兆から保護まで を完全にカバーするのが正解。家族の予算に合わせて3パターンを用意しました。

組み合わせ① 基本セット(合計5,000円程度)

  • 玄関センサー(SwitchBot)
  • QRコードシール

「出たら気付く+保護されたら情報伝達」の最低限ライン。同居家族がいる、徘徊頻度がまだ低い、という方向けです。

組み合わせ② 安心セット(合計1万円+月500円)

  • GPS BoT or みもりGPS
  • 玄関センサー(SwitchBot)

「位置常時把握+出入り通知」のダブル体制。徘徊が月数回ある、遠距離介護を含む、という方向け。 最も多くの家族におすすめできるバランス型 です。

組み合わせ③ 完璧セット(合計2万円+月500円)

  • GPS + 見守りカメラ + 玄関センサー + QRコード

「室内動向+出入り+位置+保護時情報」のフル装備。徘徊頻度が高い、夜間徘徊もある、という重度のケースに。投資としては大きいですが、家族の睡眠時間を取り戻せると考えれば安いものです。

親に「監視」と思わせない導入のコツ

徘徊対策グッズの最大の壁は、 本人が嫌がる こと。「監視されている」「縛られている」と感じさせてしまうと、せっかく買っても使えません。私が現場で実践している、本人の抵抗感を最小化する3つのコツをお伝えします。

コツ① 「お守り」と伝える

「迷子になった時のお守り」「もしもの時のため」という言い方なら、本人もすんなり受け入れてくれることが多いです。「監視」「縛り」「位置を知るため」といった言葉は絶対に避けましょう。本人の自尊心を守りながら導入することが、長く使い続けるコツです。

コツ② 鞄・上着のポケットに常時忍ばせる

GPSは本人が持ち歩きやすい場所に常時セット。鞄や上着のポケット、ウエストポーチなど、 本人が普段必ず持つもの に組み込むと、忘れにくくなります。家族が定期的に充電・電源確認をする運用も大事です。

コツ③ 家族の不安解消を主軸に伝える

「お母さんを縛るためじゃない、私が安心したいから」「私が眠れないのが辛いから、これがあると助かる」という伝え方が効果的。 本人のためではなく、自分(家族)のため という構図にすると、相手も拒みにくくなります。「私のため」と言われて拒否する親は少ないものです。

家族の負担を減らす運用のコツ

グッズを入れただけでは終わりません。運用面でも家族の負担を減らす工夫が必要です。

兄弟でアプリ共有

GPSアプリは複数人で位置情報を共有できるものが多いです。兄弟・配偶者でアプリを入れて見守りシフトを組めば、 「自分一人が見ている」という孤独感 から解放されます。「今週は私、来週はお兄ちゃん」という分担も可能です。

地域包括支援センターに登録

「徘徊高齢者SOSネットワーク」という地域の見守り体制があります。地域包括支援センター経由で登録すれば、 警察・地域住民・民生委員と連携 して捜索してもらえます。グッズだけに頼らず、地域全体で見守る体制を整えておきましょう。

ケアマネ・デイサービスと連携

徘徊リスクをケアマネに共有することで、 デイサービスの利用回数を増やす などケアプランの調整が可能です。日中をデイサービスで過ごせば、少なくともその時間は徘徊の心配がなくなります。家族の休息時間にもなる一石二鳥の対策です。

徘徊リスクが高まったら|施設入居も選択肢

家族だけで対応しきれなくなったら、施設入居も検討するタイミングです。徘徊が頻発する場合、 認知症対応型グループホーム特養 への入居が、本人にも家族にも最善の選択になることがあります。

施設入居を検討する目安は以下のような状況です。月10回以上の徘徊がある、夜間の徘徊で家族が眠れない日が続く、道路への飛び出しなど命に関わる行動がある──こういった状態が続くなら、家族だけで抱え込まず、プロに任せることを真剣に考えてください。「みんなの介護」では認知症対応施設の資料請求が無料でできるので、 「いざという時の選択肢」として情報だけ集めておく こともおすすめです。

まとめ|徘徊対策で家族の睡眠と本人の安全を守る

徘徊対策グッズは、 「本人を縛る」のではなく「本人を守る」 ためのもの。家族の睡眠時間と精神的余裕を取り戻すための、最も費用対効果の高い投資です。

🍀 徘徊対策5原則 ① GPS+玄関センサーが基本セット ② 「お守り」として本人に伝える ③ QRコードで保護時の情報伝達も ④ 兄弟・地域・施設で連携体制を作る ⑤ 限界なら施設入居も選択肢

5,000円〜2万円程度の投資で、家族の不安が大きく減ります。Amazon・楽天で人気商品が揃っているので、まず1つ試してみてください。「迷ったらまずGPS BoT+SwitchBot 開閉センサー」のセットから始めれば、間違いありません。

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この記事を書いた人

佐藤 あゆみのアバター 佐藤 あゆみ 理学療法士/ケアマネ

現役ケアマネジャー・理学療法士。回復期リハビリ・訪問看護・訪問リハビリ・通所リハビリ・介護医療院・介護老人保健施設で15年以上勤務後、介護支援専門員(ケアマネ)の資格を取得。「リハビリのプロ × 介護のプロ」のダブル資格で、ご家族に寄り添う介護情報を発信中。

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