「みんなの介護って、怪しくないの?」
「電話がしつこいって聞いたけど、本当?」
——そう思って検索したあなたに、専門職として正直にお答えします。
リハウルフ先に結論を言います。
- 「怪しい」わけではありません。仕組みを知れば、無料である理由に納得できます
- 「電話がしつこい」は、本当です。ただし、これには構造的な理由があります
- 電話は、止められます。具体的な方法は本文で説明します
- 使う価値はあります。ただし「使う順番」を間違えると損をします
この記事では、広告としてではなく、専門職の目から見た「本当の使いどころ」をお伝えします。褒めるだけの記事が読みたいなら、他をあたってください。
みんなの介護とは?基本情報
| サービス名 | みんなの介護 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社クーリエ |
| 開始 | 2011年 |
| 掲載施設数 | 約5万9千件(2026年7月時点・国内最大級) |
| 利用料金 | 無料(家族の負担はゼロ) |
| できること | 施設検索/資料請求/見学予約/入居相談員への相談 |
老人ホーム・介護施設の検索サイトとしては、国内最大級です。空室状況がリアルタイムで更新される点と、施設の口コミが星評価で見られる点が、他社との大きな違いです。
【核心】なぜ無料なのか?ここを理解すれば「怪しさ」は消えます
「無料」と聞くと、身構えますよね。タダより高いものはない、と。
でも、この仕組みは単純です。
みんなの介護の収益構造
つまり、お金を払っているのは「施設」です。あなたではありません。



ただし——この構造こそが、「電話がしつこい」の原因です。
入居が決まって、初めて手数料が発生する。だから運営側にも、施設側にも、「あなたに入居してほしい」という強い動機がある。当然、連絡は熱心になります。
悪意ではなく、構造です。だから「知らずに使う」と、しつこく感じる。知って使えば、コントロールできます。
「電話がしつこい」は本当か?→ 本当です
ごまかしません。実際に、そう感じる人はいます。
よく見かける不満の声
- 見学した直後に、1日で3〜4回かかってきた
- 平日の日中、仕事中に何度も着信がある
- 資料請求しただけなのに、営業のように感じた
- 提案が、特定の施設に偏っている気がした
ここで大事なのは、電話をかけてくるのが「みんなの介護」だけとは限らないということです。資料請求した施設が、直接あなたに電話をかけてくるケースも多い。施設側にとって、問い合わせをした人は「本気の見込み客」ですから、営業の温度が上がります。
電話を止める・減らす3つの方法



- 申込時に「メール連絡のみ希望」と明記する 資料請求フォームの備考欄・要望欄に、はっきり書いてください。「電話は不要です。メールでの連絡を希望します」と。これがいちばん効きます。
- 連絡可能な時間帯を、先に指定する 「平日は仕事のため、連絡は土日の10〜12時にお願いします」と書いておく。時間を指定されれば、無闇にかけてはきません。
- 案内の停止を申し出る もう不要になったら、「案内を停止してください」とはっきり伝える。曖昧に「検討中です」と返すと、また連絡が来ます。断るときは、断り切ってください。
ご家族が疲弊するのは、「断れないまま、何件も見学に行かされる」パターンです。
親御さんの介護で、ただでさえ消耗しているのに、そこに営業対応が乗る。これが本当にきつい。
「今は考えていません」と、はっきり言っていいんです。あなたに、断る権利があります。
良い評判・悪い評判を、正直に整理する
| 良い評判 | ・掲載施設数が圧倒的に多い(約5万9千件) ・空室状況がリアルタイムで分かる ・相談員が親身に話を聞いてくれた ・遠方の施設も、まとめて資料請求できた ・費用の比較がしやすい |
|---|---|
| 悪い評判 | ・電話が多い、しつこいと感じる ・提案が特定の施設に偏る印象 ・地方では掲載数が少ない地域もある ・口コミの信頼性が読みにくい |
口コミの星評価は、どこまで信じていいのか
専門職として、正直に言います。施設の口コミは、参考程度にしてください。
理由は単純で、介護施設の良し悪しは、施設そのものより「その時いる職員」で決まるからです。私は多くの施設に出入りしてきましたが、職員が入れ替わっただけで、雰囲気が別の施設のように変わるのを何度も見ています。
1年前の口コミは、もう別の施設の話かもしれない。だから、最後は必ず自分の目で見てください。
【最重要】使う前に、必ずやってほしいこと
ここは、他のレビュー記事が絶対に書かない話です。でも、これがいちばん大事です。
無料で、中立で、営業がありません。地域の実情をいちばん知っているのも、ここです。
「まだ施設は早いかもしれない」「在宅でやれる方法がある」——そう言ってくれるのは、手数料をもらわない立場の人だけです。
検索サイトは、施設に入ることを前提としたサービスです。それ自体は悪いことではありません。でも、「本当に今、施設なのか」を判断する場所ではないのです。



私が現場で見てきた中で、いちばん後悔していたご家族は、こう言っていました。
「あのとき、慌てて施設を探してしまった。
もう少し在宅でやれる方法があったんじゃないか、と、今でも思います」
焦って動くと、視野が狭くなります。まず、中立の人に相談してください。
それでも在宅が限界なら|施設の前にできること
とはいえ、「もう在宅は限界だ」と感じているご家族も多いはずです。
その手前に、もうひとつ選択肢があります。介護保険では足りない部分を、保険外の自費サービスで埋めるという方法です。夜間の付き添い、通院の同行、長時間の見守り——ケアプランに載らない部分を、ピンポイントで頼めます。
「施設か、在宅か」の二択で考えると、苦しくなります。その中間も、検討してみてください。
みんなの介護を使うべき人・使うべきでない人
- すでに「施設に入る」と方針が固まっている
- とにかく候補を一覧で比較したい(費用・立地・空室)
- 遠距離介護で、現地を何度も回れない
- 退院期限が迫っていて、時間がない
- 営業電話を、自分で断れる
- 「施設に入れるべきか」自体を、まだ迷っている
- ケアマネにも、地域包括にも、まだ相談していない
- 営業の電話を断るのが苦手(消耗します)
- 親御さん本人が、施設入居に強く反対している
この段階で検索サイトを使うと、「施設に入れる」方向に流されます。まだ立ち止まる時期です。
賢い使い方7つ|専門職からのアドバイス
- 先に、担当ケアマネに相談しておく ケアマネは地域の施設事情を知っています。「あそこは職員の入れ替わりが激しい」といった、サイトに載らない話が聞けます。
- 条件は「絶対に譲れない1つ」だけ決めておく 全部を満たす施設はありません。「認知症対応が必須」「実家から30分以内」など、譲れない軸を1つに絞ると、候補が現実的になります。
- 資料請求は、まとめて3〜5件まで 10件も請求すると、電話も10件分来ます。処理しきれず、疲れて判断を誤ります。
- 備考欄に「メール希望」と書く 前述の通り。ここを書くか書かないかで、その後の消耗度がまったく違います。
- 月額表示を鵜呑みにしない 表示されている月額に、おむつ代・医療費・日用品費は含まれていないことがほとんどです。「これ以外に、月にいくらかかりますか」と必ず聞いてください。
- 見学は、必ず本人を連れて行く 家族だけで決めると、入居後に本人が拒否して、結局戻ってくることがあります。本人が「ここならいい」と言った施設が、いちばん続きます。
- 「退去要件」を必ず聞く どうなったら出なければならないのか。医療的ケアが必要になったら? 認知症が進んだら? ここを聞かずに契約すると、数年後に泣きます。
他社との違い|LIFULL介護との比較
| みんなの介護 | LIFULL介護 | |
|---|---|---|
| 掲載数 | 国内最大級 | 多い |
| 特徴 | 空室のリアルタイム更新 口コミの星評価 | 情報が整理されていて読みやすい |
| 相談 | 入居相談員が対応 | 相談窓口あり |
| 利用料 | 無料 | 無料 |
正直なところ、仕組みはどちらも同じです(施設からの手数料で運営)。両方使って、候補を突き合わせるのがいちばん確実です。1社だけだと、その会社の掲載施設からしか選べません。
実際に使ってみる
ここまで読んで、「自分は使うべき人だ」と思えた方だけ、進んでください。
繰り返しますが、備考欄に「メール連絡のみ希望」と書くこと。これだけは忘れないでください。
よくある質問
- 本当に無料ですか?後から請求されませんか?
- 家族側の費用は無料です。運営会社は施設からの紹介手数料で成り立っています。利用者に請求が来ることはありません。ただし「無料だから中立」ではない、という点は理解しておいてください。
- 電話は、どうしても来ますか?
- 申込時に「メール連絡のみ希望」と明記すれば、大きく減らせます。それでも来る場合は、「案内を停止してください」とはっきり伝えてください。断り切ることが大切です。
- 紹介された施設に、入居する義務はありますか?
- ありません。見学だけして断っても、まったく問題ありません。気が引ける必要はありません。それが前提のサービスです。
- ケアマネに紹介してもらうのと、どちらがいいですか?
- 両方使ってください。ケアマネは地域の実情に詳しく、中立です。検索サイトは網羅性と比較のしやすさで優れています。役割が違うので、どちらか一方ではなく、併用がいちばん強い。
- 口コミは信用できますか?
- 参考程度に。介護施設の質は「その時いる職員」で決まります。1年前の口コミは、もう別の施設の話かもしれません。最後は必ず、自分の目で見学してください。
- 地方に住んでいますが、掲載はありますか?
- 都市部に比べると、地方は掲載数が少ない傾向があります。地方の場合は、地域包括支援センターやケアマネからの情報のほうが、現実的な候補が出てくることが多いです。
まとめ|怪しくはない。でも、順番を間違えないでください
- 怪しくはない。施設からの手数料で成り立つ、一般的な仕組み
- 電話が多いのは事実。でも、その構造だから当然
- 備考欄に「メール連絡のみ希望」と書けば、大きく減らせる
- まず地域包括支援センター・ケアマネに相談してから使う
- 資料請求は3〜5件まで。多すぎると疲れて判断を誤る
- 見学では「退去要件」を必ず聞く
みんなの介護は、道具としては優秀です。5万9千件の中から、条件で絞って、空室まで見られる。これを自力でやるのは不可能です。
ただ、道具は、使う順番を間違えると人を振り回します。
まず、立ち止まってください。本当に今、施設なのか。中立の人に一度聞いてから、それでも施設だと決まったときに、この道具を手に取ってください。



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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。掲載施設数やサービス内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
※口コミ・評判に関する記述は、公開されている利用者の声を整理したものであり、すべての利用者に当てはまるものではありません。









